「次の健診、いつだっけ?」「なんだか最近、通院が増えて大変…」
妊娠中は体調の変化や生活の激変で、スケジュール管理に追われがちですよね。
特に初めての妊娠だと、いつ、どのくらいの頻度で病院へ行けばいいのか、全体像が見えずに不安になる方も多くいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、妊婦健診の頻度を一瞬で覚えられる「4・2・1の法則」を中心に解説します。
さらに、健診頻度が増える時期にこそ知っておきたい「お金のトラブルへの備え」についても、現役ママの視点で詳しくお伝えします。
この記事を読めば、通院のストレスが減り、安心して出産準備に専念できるようになりますよ。
妊婦健診の頻度を覚える魔法の数字「4・2・1」
妊婦健診の標準的な回数は、厚生労働省の指針により「出産までに合計14回」とされています。
しかし、週数によって「月1回」だったり「週1回」だったりと変化するため、混乱してしまう方も少なくありません。そこで役立つのが、医療現場でも使われる覚えやすい数字「4・2・1」です。
この語呂合わせは、どの時期に頻度が切り替わるのかを一発で把握するためのものです。
「兄さん(23)よい(4)子」:23週までは、4週間に1回
「西(24)に(2)行(1)こう」:24週から(35週まで)は、2週間に1回
「最後(36)は1番(1)」:36週からは、1週間に1回
このように、時期を3つのフェーズに分けて捉えると、スケジュールの見通しが立ちやすくなります。
| 語呂の部分 | 意味(週数と頻度) | 具体的な内容 |
|---|---|---|
| 兄さん(23) | 〜23週まで | |
| よい(4)子 | 4週間に1回 | 妊娠初期〜中期のはじめ |
| 西(24) | 24週から | |
| に(2)行こう | 2週間に1回 | 妊娠中期の終わり〜後期 |
| 最後(36) | 36週から | |
| 1番(1) | 1週間に1回 | 臨月・出産直前 |
23週まで:4週間に1回(妊娠初期〜中期前半)
いわゆる「安定期」に入る前後までの期間です。赤ちゃんが順調に育っているかを確認する時期。お母さんの体調もつわりなどで不安定なことが多いため、基本的には「1ヶ月に1回の健康チェック」という感覚で通います。
24〜35週:2週間に1回(妊娠中期後半〜妊娠後期)
お腹が急激に大きくなり、体への負担が増してくる時期です。妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病、あるいは早産のリスクが出てくるため、チェックの頻度が「2週間に1回」へと増えます。
36週〜出産:1週間に1回(臨月)
いつ陣痛が来てもおかしくない「正期産」の時期。赤ちゃんの位置や胎盤の機能、子宮口の開き具合などを毎週確認し、1週間に1回の通院でお産のタイミングに備えます。
視覚で覚える!カレンダーへの書き込みのコツ
健診日は、受診したその日に次回の予約を入れるのがおすすめです。その際、カレンダーには単に「健診」と書くのではなく、「24週:ここから2週に1回!」のように、頻度が変わるポイントを強調して書き込むのがコツです。また、自治体から配布される「健診補助券」には番号がついていることが多いので、「次は補助券の〇番を使う」とメモしておくと、当日窓口で慌てずに済みます。
【週数別】妊婦健診のスケジュールと受診回数の目安
健診の頻度には、医学的な根拠があります。それぞれの時期にどのような意味があるのかを詳しく見ていきましょう。
妊娠初期(〜11週):受診頻度が多い理由
実は、本格的な14回のカウントが始まる前の「妊娠判明直後」が、最も頻繁に通院する時期です。
受診ペース: 1週〜2週間に1回
理由: 尿検査で陽性が出た後、まず「正常な場所(子宮内)に妊娠しているか(子宮外妊娠ではないか)」を確認し、次に「赤ちゃんの心拍(心臓の動き)」を確認する必要があるからです。
心拍が確認され、予定日が確定した段階で、医師から母子手帳の交付を受けるよう案内されるのが一般的です。ここからが公式な「妊婦健診」のスタートです。
妊娠中期(12〜23週):4週間に1回の安定期
いわゆる安定期に入り、お母さんも赤ちゃんも落ち着く時期です。
受診ペース: 4週間に1回(計4回程度)
内容: 経腹エコー(お腹の上からのエコー)が始まり、赤ちゃんの性別が分かり始めるのもこの頃です。初期検査の結果を踏まえた保健指導が行われます。
妊娠後期(24〜35週):2週間に1回へペースアップ
ここからは「妊娠トラブルの早期発見」が最大の目的になります。
受診ペース: 2週間に1回(計6回程度)
内容: 赤ちゃんの推定体重を算出し、成長曲線から外れていないかをチェックします。逆子(骨盤位)の確認や、お腹の張りの頻度などを詳しく診ていきます。
臨月(36週〜):毎週のチェックで出産に備える
お産を目前に控え、最終確認を行う時期です。
受診ペース: 1週間に1回(計4回程度)
内容: 「NST(ノンストレステスト)」という、赤ちゃんの元気度を測るモニター検査が加わります。また、内診(医師が直接子宮口の状態を確認する検査)を行い、お産の進み具合を予測します。

「うっかり忘れ」や「体調不良」で健診に行けなかった時のリカバリー術

「予定を勘違いしていた!」「どうしても体がだるくて動けなかった…」そんな時も、まずはリラックスして落ち着きましょう。大切なのは、放置せずに「正しくリセット」することです。
1. 「気付いた瞬間」に病院へ電話する
病院側は、あなたが来なかったことで「途中で倒れていないか」「何かトラブルがあったのではないか」と心配しています。
- 謝罪よりも「現状報告」: 忘れていたことに気づいたら、すぐに電話を入れましょう。「うっかり忘れてしまいました、すみません。次はいつ伺えばいいでしょうか?」と正直に伝えれば大丈夫です。
- 次回の枠を即確保: 健診は数日遅れる程度なら大きな問題にならないことが多いですが、1週間以上空いてしまうのはリスクがあります。その場で最短の振替日を予約しましょう。
2. 【重要】「胎動」と「自覚症状」のセルフチェック
病院に連絡するのと同時に、自分の体の状態を冷静に確認してください。
- 胎動チェック: 赤ちゃんは元気に動いていますか?(10回胎動を感じるのに何分かかるか数える「胎動カウント」をしてみましょう)
- 危険なサイン: お腹の張り、痛み、出血、頭痛、むくみなどの異変がないか。 もし少しでも「いつもと違う」と感じるなら、予約の振り直しだけでなく「予約外でも今すぐ受診すべきか」を電話で医師に相談してください。
3. 補助券(受診票)をムダにしないための管理
自治体の補助券には有効期限(多くは出産日まで)があり、使用する順番が決まっていることもあります。
- 計画的な使い切り: 1回分スキップしてしまうと、後半の「毎週健診」の時期に補助券が足りなくなる、あるいは余ってしまう可能性があります。次回の健診時に、受付で「前回忘れてしまったのですが、どの券から使えばいいですか?」と確認するとスムーズです。
4. 「マミーブレイン」を理解して自分を許す
妊娠中はホルモンバランスの影響で、注意力が散漫になったり記憶力が低下したりすることが医学的に知られています。
- 自分を責めない
- 再発防止策: 今回の「忘れ」をきっかけに、パートナーとアプリ(TimeTreeなど)で予定を共有したり、カレンダーをトイレのドアに貼るなど、「自分一人で抱え込まない管理体制」へ切り替えるチャンスにしましょう。
回飛ばしてしまうと、最後の最後で補助が受けられなくなる可能性もあるため、計画的に使い切りましょう。
仕事との両立・会社への報告・マタハラ対処法
働く妊婦さんにとって、健診の頻度が上がることは仕事の調整という大きな壁になります。ここでは、法的権利に基づいた賢い立ち回り方を解説します。
会社への報告タイミングと伝え方(例文集)
報告が遅れると、急な体調不良や通院の際、周囲に負担をかけてしまうことがあります。理想的なタイミングは、「心拍が確認され、母子手帳を受け取った後(8週〜11週頃)」です。
上司・同僚への報告例文(口頭・メール)
妊娠したことを上司や同僚に伝える時にメールで伝える方も多くいらっしゃるかと思います。
そんな時に役に立つメール本文をご紹介します。
マタハラ(マタニティハラスメント)への対処法
「忙しいのに健診なんて」「代わりはいないんだよ」といった言葉や、不利益な扱いは明確なハラスメントです。
「母性健康管理指導事項連絡カード(母健連絡カード)」の活用: これが働く妊婦さんを守るための、非常に有効な手段です。医師に書いてもらう書類で、これがあれば「通勤緩和」や「休憩時間の延長」「業務の軽減」を企業に対して法的義務を伴う適切な措置を促すものです。上司に口頭で理解されない場合は、必ずこのカードを提出しましょう。



会社の人事部門や、解決しない場合は各都道府県の労働局(雇用均等室)へ相談してくださいね。
よくある質問|妊婦健診の「困った」を解決
体重管理が厳しくて健診が憂鬱な時は?
「前回の健診から2キロ増えてしまった…怒られるかもしれない…」と病院に行くのが怖くなる方は多いです。



これはお医者さまによるかと思いますが、私の場合は怒られませんでした。
妊娠後期に2週間に1度の検診で、前回より2キロ増えてしまっていたことがあります。
私は妊娠糖尿病だったこともあり、これは怒られるかな…と思っていました。しかし、お医者さまからは体重に関しては特に何も言われませんでした。2キロ増えていはいたものの、まだ体重増加の基準内だったからかもしれません。(私の場合は妊娠中は10~13キロ増加OKでした)
もし担当のお医者さまが厳しすぎると感じるなら、「仕事やストレスで食生活が乱れがちなので、具体的なアドバイスが欲しい」と歩み寄ってみたり、お医者がたくさんいる病院だったら、担当を変更してもいいかもしれませんね。お医者さんや栄養管理士さんは、あなたの心強いパートナーです。安心して相談してみてくださいね。
健診は何時間くらいかかる?
平均1〜2時間ですが、大学病院や人気のクリニックでは3〜4時間かかることも。



対策としては、私はいつも受付開始直後のあさイチの予約を取っていました。こうすることで、待ち時間はほぼなかったです。それか、午後の診察開始直後を狙いましょう。予約制の病院の場合は1週間先は予約がうまってることが多いかもしれません。2週間先だとあさイチは空いてたりするので、検診が終わったらすぐに次の予約を取ってしまうことをお勧めします。
健診の日はどんな服装がいい?



妊娠初期の妊娠13週あたりくらいまでは下着を脱ぐ「内診」だと思うので、「ワンピースや、トップス+下着を脱ぎやすいスカート」が最適です。
お腹を出す「腹部エコー」は妊娠約13週あたりから開始されます。ここからは、「トップス+お腹を出しやすいスカートやパンツ」がよいでしょう。
妊娠後期になると、「内診」もあると思います。
私は子宮頚管長の長さを測られていたため、「内診」も毎回必ずありました。
また、妊娠後期になるといきなり足がむくんできてびっくりする方もいらっしゃるかもしれませんが、これはよくあることで、この時期は足の浮腫のチェックがあるため、タイツなどは履かない方がよいかと思います。
健診頻度が増える時期は「トラブル」のサイン?
「どうして後半になるとこんなに頻繁に通うの?」と不思議に思うかもしれません。実は、頻度が増える24週以降は、ママの体とお財布にとって「一番気をつけたい時期」なのです。
・妊娠後半に増えるリスク
・切迫早産: 自覚症状がなくても、急に入院が必要になることがあります。
・妊娠高血圧症候群: 血圧が上がり、母子ともに危険な状態になるリスクがあります。
健診の回数が増えるのは、こうしたトラブルを早期発見するため。つまり、「頻度が増える=入院のリスクが最も高まる時期」に入ったということなのです。
健診が増える前に済ませておきたい「お金の健診」



スケジュール管理と同じくらい大切なのが、万が一の「入院費用の備え」です。
順調な健診が続いていても、ある日突然「今日から管理入院です」と言われるのが妊娠期の予測できないところです。私はある日診察された日にそのまま、入院となってしまいました。詳しくは下の記事を読んでみてくださいね。


帝王切開や切迫早産での入院は健康保険が適用されますが、個室代(差額ベッド代)や食事代、上の子のお世話代などは全額自己負担となり、1回の入院で数十万円が飛んでいくケースも少なくありません。私の入院費も4日間で10万円を超えてしまいました…。
妊娠中でも入れる保険は「今」がラストチャンス



「妊娠中だから保険は無理」と思っていませんか?実は、特定の週数までなら加入できる「妊婦専用プラン」が存在します。
ただし、健診で一度でも「異常」を指摘されてしまうと、どこの保険にも入れなくなってしまいます。健診が増えてしまって忙しくなる前の今こそ、一度プロに確認しておくのが賢い選択です。
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まとめ
妊婦健診は、あなたと赤ちゃんの命を守る大切な時間です。
「4・2・1」の法則でスケジュールを把握し、少しの工夫で「忘れ」を防ぎましょう。
そして、健診頻度が増えるこれからの時期に向けて、「お金の安心(保険の確認)」も忘れずに。万が一のトラブルに備えができていると、出産への恐怖心が驚くほど和らぎますよ。
是非、ベビープラネットの無料相談を活用して、賢く、安心してマタニティライフを楽しんでくださいね。
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